Web3.0は動き出すか?

2019年の4月3日にフジテレビで開催した海外カンファレンスの報告イベントでショートプレゼンしました。

タイトルは「Web3.0 ~あるいはサウスバイで出会った永遠の中学二年生~」

サウスバイサウスウエストってどんなイベント何ですか?と聞かれる時に、いつも心の中で思っていた「SXSWって永遠の中学二年生の集まりなんだよな」という考えをメインに据えて。

自分の興味は「インターネットの未来って、この先どうなるんだろう?」
会食と思いきや、こんな話題で盛り上がる飲み会もたまにあったりして、それが何より好きな一時だったり。

Wikipedia創設メンバーの一人でもあるLarry Sanger
元JPモルガンでインターネッツ大好きな女性起業家 Amber Baldet

二人のセッションの内容を紹介しながら、Web3.0について自分なりに考えた事を話してみました。

ブロックチェーン界隈で日々アップデートされる情報に詳しい訳ではなく、というか、ほとんど勘で考えているだけなんだけど、

やっぱりキーワードは「データ主権」かなと。

Web3.0がどんなフェーズかと言うと、
ユーザーが個人データの主権者となって、データを自己管理する時代。

そんな時代を体現するサービスやネット広告に関するGoogleの動きなどもあり、ちょっと面白いなと思う今日この頃。

Web 3 Stack って面白いですよ

ちょうど1ヶ月前くらいに「Web 3 Stackって、いま面白いんですよ」と聞いて、にわかに興味を持ち、サウスバイに行く予定もあったので、どんな感じで話されるのかなと密かに興味を持ちつつ向かったのでした。

正直なところWeb3.0は必ずしもメイントピックではなくどちらかというとマイナーではあるものの、個人的にいくつか印象に残った事もあり。

Wikipedia共同創業Larry Sanger「ソーシャルメディアを非中央集権化する方法とその理由」

元JPモルガンのブロックチェーン担当Amber Baldet「インターネット社会の運命」

CVLトークンとニュースサイトプラットフォームCivil

Tim Berners-lee が推進するSolid Webの30周年

Douglas Rushkoff「チームヒューマン」

それでふと思い立ってしまい、4/3にフジテレビで開催するイベントの後半に自分も少しだけ話してみようかなと、、ほんとに一人称視点で面白いなと思った事をレポートしてみます

https://seekfujitv.peatix.com/

SXSW2019予習メモ

◆Quibi
Convergence Keynote:
The Next Form of Storytelling:
The Future of Technology-EnabledEntertainment
https://schedule.sxsw.com/2019/events/PP101554
2:00PM – 3:00PM
クイックバイツの略で短尺スマホ動画の新サービスを準備中
かなり注目を集めている

◆2019/03/10
SXSW Pitch: Blockchain Technology
https://schedule.sxsw.com/2019/events/PP101517
9:30AM – 10:30AM HILTON AUSTIN SALON DE Floor:4

SXSW 2019 Pitch Finalist
https://www.sxsw.com/awards/sxsw-pitch/#2019-finalists

Eggschain Austin
https://eggschain.com/

ブロックチェーンで精子や卵子を管理?

Startup Cities: Puerto Rico
https://schedule.sxsw.com/2019/events/PP83066
4:00PM – 4:15PM
HILTON AUSTIN ROOM 400-402 Floor:4

プエルトリコのアクセラレータープログラム

◆2019/03/11
Augmented Reality: Amplifying Human Intelligence
https://schedule.sxsw.com/2019/events/PP92974
9:30AM – 10:30AM JW MARRIOTT SALON 1-2 Floor: 4

Dr. Helen Papagiannis
Author & Consultant
Augmented Stories Inc.

◆Team Human
◆Douglas Rushkoff
Featured Session:
Douglas Rushkoff: Team Human
https://schedule.sxsw.com/2019/events/PP100634
12:30PM – 1:30PM
FAIRMONTMANCHESTER CD Floor: 5
Douglas Rushkoff
Author Team Human◆2019/03/12
How and Why We Need to Decentralize Social Media
https://schedule.sxsw.com/2019/events/PP1128168
3:30PM – 4:30PM
AUSTIN CONVENTION CENTERROOM 16AB Floor: LEVEL 4

Dr Larry Sanger
Chief Information Officer
Everipedia

面白そうな気がする
ネット上で私企業による寡占をディスラプトするにあたって
必ずしもブロックチェーンが必須という訳ではない
Wikipedia共同創業者
混まなさそう

◆2019/03/13
Food of the Dystopia: Beyond Bugs and Beans
https://schedule.sxsw.com/2019/events/PP88357
11:00AM – 12:00PM JW MARRIOTTSALON AB Floor: 3

昆虫食の話をよく目にするようになったけど、その先のフードディストピアについて話すそうな、、糞尿を食べる究極の循環型みたいな


Interactive Keynote: Joseph Lubin
https://schedule.sxsw.com/2019/events/PP101146
3:30PM – 4:30PM
HILTON AUSTIN DOWNTOWN SALON H

Web 3.0
ネットの未来を考える上でワクワクするテーマではある
データを個人が管理して恩恵を受けられる時代に
持てるものはますます富む的な格差を助長するような世界にならないといいけど
ユニークなプロジェクトに取り組む人はその恩恵を個人で受けられる仕組みに
皆が思い思いの事に取り組む「カオスな平和」が成立すれば
ジョセフ・ルービンの対談相手 Manoush Zomorodi はConsensysも出資したブロックチェーンによるニュースプラットフォーム Civil に関わっていて、すでにCivil 上で ZigZag というメディアを運営している ポッドキャストが人気なよう

Civilはサウスバイの直前3/6に正式ローンチ
Forbesは参画を表明している
トークンによる報酬体系とデジタルメディアという文脈で興味あり

ミサイルが400発とんだ日、僕はイスラエルにいた

イスラエルへスタートアップやサイバーセキュリティの取材に行ってきました。

ニュースサイトFNN.jpプライムオンラインにコラムをいくつか書いてます。

初めてのイスラエル訪問、感想を一言にまとめると「ボーッと生きてんじゃねえよ!の精神」

ネットの最先端は、もともと興味のある領域で、とても楽しい取材だったのですが、なんと滞在中にガザ地区からイスラエルにミサイル400発が発射され、アイアンドームと呼ばれる迎撃システムが発動するという出来事が。

国際政治はまったくの門外漢ですが、なんだか価値観が揺さぶられるような複雑な感情を抱いて帰国したのでした。

運転手のRomanさん

運転手さんが、昨晩は子供を連れてシェルターに避難したと。無事を確認して帰宅しても、結局こういう日は朝まで眠れない。その話を聞いて、自分の想像力はなんて乏しいのだとガツンと打たれた気持ちになった。

世の中には「このままでいいわけないでしょ」という状況がいくつもある。自分事でなければ、関わらなくていいのだろうか? 複雑な感情とはそのような類のことなのだけど、以降、よく考えるようになった。

ちちんぷいぷいプログラミング

プログラミング教育をテーマにしたミニ番組のプロデュース仕事でした。

以前よりお付き合いのあるAI企業の社長さんにお声かけ頂き、自分は実現の為に社内をあちらこちらと駆け回った感じ。

偶然の流れを大切にするタイプなので、少し前に「アートの余韻」という番組でご一緒したチームにお声かけをして、快く引き受けて頂けました。

番組は、芸能界生き残りの為に「プログラミングアイドル」になるという設定のもと、小池美由さんとCGキャラクターくまのエンちゃんのMCで進行。

00359550HDK日曜の朝早くに時間をもてあましてテレビを見ていた小学生が、何だこの番組は?と思い、その後、プログラミングの世界に深入りするきっかけになってくれたら、というイメージで取り組みました。

BSフジで2018年9月から1クール全10回のオンエア。その後もYouTubeで視聴できます。

#06の「月が地球に落ちてこないのはなぜ?」が、ぶっ飛んでいて好きな回です。万人受けするようなコンテンツではないのですが、プログラミング教育やインターネット上でモノづくりをして遊ぶような企画は、今後も取り組んで行きたいと気持ちを新たにしたお仕事でした。

ちちんぷいぷいプログラミング第一回(YouTube)

 

「人工生命」の番組

明日は人工生命サミットということで、昨年のホウドウキョクH.SCHOOL特集を読み返してみる。

H.SCHOOL「人工生命」特集

#01 「AIはもう常識」なアナタにおくる「人工生命」講座【岡瑞起】

#02 「人工生命」が生み出す未知の倫理とは?【池上高志】

#03 「世界で初めて交通事故で死んじゃったロボット」から気づかされること

人工的に生命を作ろうとする取り組みを通じて、自我とは何なのか?という仏教にも近いトピックがたまに出てくる所が、自分としては興味があります。結局すべては一つの生命体なのかもしれないですね。

アートの余韻

最近の若い子はイベントに行った後、一週間も二週間もツイッターで感想を追いかけながら「余韻がヤバい」とかって言ってるらしいですよ。

パーティークリエイターのアフロマンスさんから聞いた事を、社内で先輩に受け売りですがと話していたら、そこから派生しつつ「アートの余韻」という単発番組が生まれたのでした。

自分は社会人2年目くらいの時に初めて現代アートを見て、以降、うんちくが好きな自分にとってはちょっと珍しく、休みにはノーリーズンで現代アートを観に行くのがまさに趣味だったりするのですが、

こう、言語や理屈ではない経路でのインプットというものが、身体の中に養分のように蓄えられる感じ、それは人によっては一人キャンプだったり、葉山の方とかちょっと遠くに住むことなのかもしれないけど、そういうニーズってネット時代のカウンターとして増えつつあるのかなと、たまに思ったりします。

FNN.jpプライムオンラインの立ち上げに参画

2018年4月2日にローンチしたニュースサイト「FNN.jpプライムオンライン」、立ち上げメンバーとしてプロジェクトに参画しました。

テレビ局がオンラインメディアに取り組む時、今はまだ「まず当たり前の事をやろう」というフェーズにいるようにも思います。

日本人は現在インターネットでどのようにニュースに触れるているか。そこから逆算してやるべきことを考えて。

もともと自分たちが持っているリソースは何なのかを見直し。

今できること、やるべきこと、当たり前の事をやる。

ただ、ニュース、報道、ジャーナリズムとインターネットの掛け合わせには、この先があるような直感があり。

インターネットメディアは既に、情報を得るだけでなく、自分の意思を表明できる機能があって、情報を媒介にして、ユーザーが参加し、世の中の仕組みが動いていく、そういう時代に原理的には20年以上前から突入している。

民主主義という発想によるシステムを本当にワークさせたいのであれば、ネットの利用はまだ始まってさえいない。

まずは見える化。その後に、見える化された情報とネットワークの参加者が相互作用をもたらすようなサービス(それは広義に政治参加と言えるかもしれない)へと発展していくのか。50年~100年もしくはそれ以上の時間軸の話として。

そう考えると、デジタルニュースメディアの運営とはすなわち政治である、なんて言ってみちゃったりとかして、まあ、心のなかで何を考えるのも自由な訳ですが。

いずれにせよ、既にある概念の中で仕事をするよりも、今は枠組み自体が存在していない事を考えたり取り組むことに興味があり、そのようなカテゴリの一つなのではと直感しつつ担当しているデジタルニュース事業なのでした。

SXSW 2018 アメリカで安全保障のセッション

2018年のSXSW サウスバイサウスウエスト。

公式セッションの企画を申請し、通過して、フジテレビ報道局の解説委員、能勢さんと一緒にアメリカ、テキサス州、オースティンへ。

会社のとある先輩に、東アジアの安全保障は、欧米人にしたらぼんやりとしかわからないから、ニーズがあるのではないか?という話を聞いて、それをヒントに企画を出し、「North Korea: The Lowdown from Grassroots Reports」というタイトルで能勢さんによる公式セッションが実現したのでした。

実はもう一つ、「能とAR:幽霊が見えていた日本人」というのも提出したのですが、こちらは企画通過せず、、でもとてもマニアックな方からは面白いねと時々言ってもらえたり。

世界の中でも意味を持つ価値とは何なのか? 僕は「他にないこと」が大切だと思っていて、逆に言えばそれさえクリアしていれば、世界中の人たちがネットを通じて見つけてくれる。

昔、でんぱ組の番組をやっていた時に思っていたそんな事を、もう一度頭の中にとどめながら取り組んでみたのでした。

2018.04.10

世界最大級のクリエイティブフェスティバル「SXSW 2018」報告会|渋谷文化プロジェクト

人はなぜ祭りを求めるのか?

ニュースサイト「ホウドウキョク」にて、ホウドウ=HOUDOU 学校=SCHOOLということで、H.SCHOOLという企画を4月から始めました。

この企画の裏コンセプトは「永遠の中学2年生」。いつまでも中2病のまま世の中の真理を追求したい、そんな気持ちで取り組んでいます。

今回は初のトークイベント形式という事で、渋谷スクランブル交差点からほど近いPLUGというライブハウスにて。

人はなぜ祭りを求めるのでしょう? トークの中でアフロマンスさんが「日常は理屈で出来ている」祭りは「理屈からの解放」と説明していた部分が、一番腑に落ちました。

どこかで聞いた言葉、真理はいつの間にか「公然の秘密」になってしまう。実はみんな知っている本当のこと。それを体現するのが「祭り」なんでしょう。

一応、演出・プロデュース、自分、だったので、最後に何かをしゃべりました。

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ホウドウキョクというプロジェクトに後から参加させてもらってるんですが、報道をホウドウと読み替えた事にすべてのコンセプトが凝縮されていて、ああ、あれもこれもホウドウだったんだ、人はなぜ祭りを求めるのか?というテーマでディスカッションすることも、ホウドウなんだ、というような事が出来たらいいなとイメージしていて、トークイベントを実施してみたのでした。