2018年4月にスタートしたオンラインニュースサイト「FNNプライムオンライン」のチームには、ライブ配信を素早く開始する為の設備一式があり、その見た目から社内では「ほこら」と呼んでいました。

オンラインニュース事業におけるライブ配信には面白い要素がいくつもあります。YouTube、Facebook、Twitter、LINEなど外部のプラットフォームを利用しているので、緊急時にユーザーが急増しても、システムの信頼性やコスト面での不安が無いという座組み。また、気づけば生活者にとって当たり前の事になっていて、緊急の会見や災害が起きれば、スマホのプッシュ通知が飛び、開けばすぐにライブ配信の動画が視聴できる時代にもなりました。

そんな「ほこら」の設備やオンラインニュースにおけるライブ配信の位置づけって興味を持ってもらえるのではと、放送業界専門メディアScreensさんに聞いてみたところ、FNNプライムオンライン立ち上げの経緯も含めて、前編・中編・後編の三部作でまとめてもらえる事に。

立ち上げ2年目で早くも月間4000万~FNN.jpプライムオンラインの分散メディア戦略(前編)
100万視聴を生み出すライブ配信設備「ほこら」に潜入~FNN.jpプライムオンラインのシステム設計~(中編)
取材源の記事化に価値見出す~FNN.jpプライムオンラインのマネタイズ術~(後編)

立ち上げの経緯としては、激変するメディア環境の中で、直接のビジネス部門では無い報道局も、自らの取材インフラを維持し、社会に有益なサービスを提供し続けるためには、マネタイズに正面から向き合っていくべきである、という時代の流れもあったのでした。