面白い会話とは何だろうか?

ポッドキャストのような音声コンテンツが増加している。

それらは必ずしも芸能人が提供している訳ではなく、ある特定の興味・関心・目的意識などに基づいて、一般の人たちが好きなように発信している。

私はこのような種類のコンテンツを面白いと思う。

なぜ面白いと感じるのだろう?

それは『自分』が出ているからではないか。

私はこれまで渋谷のラジオという地域コミュニティFMで10回ほど、トーク番組のパーソナリティを担当した。

その時の経験をもとに、説明してみよう。

まず、私の職業はタレントではない。テレビ局に勤めているがアナウンサーではなく出役ではない。普段はインターネットビジネスを担当している。

ある時、私が主催したイベント、テック・スタートアップのCEOが次々とピッチをするスタイルのイベントを面白いと思ってくれた、同じ会社の営業の人が、「そのイベントをラジオ番組でやってみたら?」というアイデアと共に、彼女はとても行動力のある先輩で、すぐに渋谷のラジオと話をつけてくれた。

そして、私はプロデューサーとして企画を考え、ゲストとMCをキャスティングして、第一回を放送。

その時に、渋谷のラジオのスタジオでとある張り紙を目にした。

「渋谷のラジオは聞くラジオではなく出るラジオです」

そのような主旨の事が書かれていた。

なるほどな~と直感した。

渋ラジは日本を代表する広告代理店の一つである博報堂出身の著名な広告クリエイター箭内道彦さんが立ち上げたラジオ局で、以前より遠くから活動を拝見していた事もあり、さすが箭内さんの考えるコンセプトは時代を捉えているなと、ミーハーな性分もあるのかもしれないが、感心したのだった。

え、自分が出るの? まじ? 僕、わたしが出るの?

そんな世界観だと解釈した。

そして、次回は自分がMCをやってみようかなと。

以降これまで不定期で12回、渋ラジでトーク番組を企画し、パーソナリティを担当した。

扱ったテーマは、、

チャットボット、ギグエコノミー、プロダクトマーケットフィット、VALU、ビール女子、ICO、SXSW、ブロックチェーンメディア、モバイルハウス、複業、エストニア電子政府、シード特化ファンド、AIレシピ、フォト教室、コミュニティナース、飲食店サブスク、あとつぎ

などなど

必ずしもマス向けのテーマでは無いし、興味がある人の数は少ないかもしれない。

それでも私がいつも大事にしていた事は、『自分』が面白いと思っているかどうか。

自分の心の声に真摯に耳を傾けて、自分に正直になって、自分の内側がこれが面白いと言っているから、これをやろう、と。自信は無いけど、ブレないように。

そして毎回ほぼ初めましての人と向き合い、自分がこれが本質だと思った事を探るように話をしていく、その姿勢がうまく伝わったり、私の事前準備も足りていれば、相手も応えてくれる。その時に面白さみたいなものが生まれるのではと考えている。

そういう訳で、私が思う面白い会話とは、自分を出すこと。自分の心の声をよく聞いて、自分に正直に。

ありがとうございました。

【注】英会話のクラスで「会話」をテーマにスピーチするという課題があり、そのメモです。ふと、英語で準備をするのではなく、日本語をちら見しながら即興で英語で話すスタイルにしたら上達するのかもと思って。