われわれが今取り組んでいる「テレビが読める」というコンセプトは結構面白いんじゃないでしょうか。

5~10年後には日常的になっていると思いますが、テレビを見られるだけでなく、移動しながら聴けるし、ちょっとしたスキマ時間に読めるという状態にして、ネット上、とくにソーシャルで存在感を出していくことがすごく重要なことで、これは「めざましテレビ」でも「とくダネ!」でも絶対にやった方がいいことなんです。

そうしていくことで、スマホ上での新規ユーザーを獲得できて、フジテレビのオーディエンスを全体的に底上げすることにつながっていくはずなので。

電通の大崎さんに「電通報」のお話を頂き、前々から考えていた「テレビが読める」というコンセプトを初めて話してみました

IT技術の発達により、コンテンツは人間の動作を察して、いかようにも形態を変えうるようになる。

テレビ番組を一度作ったら、そのコンテンツを元として、歩いている時は音声で伝えたり、満員電車に揺られている時はテキスト記事になったり、自宅に戻ったらまた続きからTV画面で見たり、コンピューターが人間の挙動を察してコンテンツの形態を良きように変換してくれるようになる。

今はテクノロジーが完成するまでの過渡期であって、過渡期にすべき事をしている、といった認識で、できる事をやっています。